資本論ワールド総合検索 2016-2020
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★新着情報 2021.04.10
■『資本論』のElement-商品・貨幣・資本のElementarform
Elementarformの成立過程
1. わたしたちは、Element の概念(要素/成素)の追跡を通して、Elementの生成・成長過程の探究が可能となります。
2. 最初に、Element (古代ギリシャではストイケイオン“stoicheion” )が「発見的要素」として認識されます。(紀元前6世紀・古代ギリシャ/タレスの時代)
3. 次に、自然界と人間社会で「存在の比例性」が分析科学として成立します。(紀元前4世紀・アリストテレス学)
4. 西洋の中世社会を経て 「比例性 : Verhältnis (比例関係)」の発見は、事物の系列を把握してゆきます。(17世紀・デカルトの“系列”-数学思想)
5. こうして、当初の発見的要素であったElement・元素 は、つぎの段階としての「構成要素 Element」が複合した「比例性・系列」へと「新たな質」が獲得されてゆきます。(19世紀・生物界の細胞形式, 化学原子・元素と周期性の成立など)
6. 古代ギリシャから19世紀後半、ダーウィン進化論とともにマルクス弁証法の段階で「Element」は、「Elementarform 構成要素の系列フォーム」として概念形成し、成立します。
7. 『資本論』の探究では、
「 社会の富は、 巨大なる商品集積〔”ungeheure Warensammlung":そら恐ろしい商品の集まり・集合-物神性 〕」として現われ、個々の商品はこの富の成素形態 〔Elementarform:元素/構成要素の形式〕 として現われる erscheint」ことになります。
「 したがって、われわれの研究は商品の分析をもって始まる。」
マルクスの「商品の分析」方法は、“Elementの形式活動(ヘーゲル「小論理学」実体性の相関Verhältnis§150-§151)として 『資本論』の弁証法-“発展 Entwicklung”形式をヘーゲル論理学の方法から継承してゆきます。(「小論理学」§161.
161補遺参照)
8. 第1篇第1章第1節-「個々の商品はこの富の成素形態/構成要素Elementの形態/形式form」は、第2篇第4章貨幣の資本への転化 で、「Element」は、流通形式
W―G―W、G―W―G として「商品と貨幣/二つの同じ物的要素・sachlichen Elemente」に成長・転化 Elementarform
してゆきます。
さて、具体的に、『資本論』本文から Element-Elementarform を探究してゆきましょう。
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■新着情報 2021.03.25
Element の発見と展開
資本論用語事典2021
1. Elementの発見と展開 1
2. 『資本論』 Elementの抄録
3. Elementの探究1
・・・西洋科学史 Elementの展開過程・・・
ー 4~6の編集を4月号で、大幅に変更ー
4. アリストテレス「構成要素」の哲学」
5. 今道友信『西洋哲学史』
6. ロイド『初期ギリシャ科学』
7. マルクス
『デモクリトス自然哲学とエピキュロスの自然哲学の差異』
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『資本論』 概要Ⅰ
8. マルクスの弁証法的方法
9. マルクス『経済学の方法』の研究
10. 直接的生産過程の諸結果
11. エンゲルス 『経済学批判』について
12. 向坂逸郎『マルクス経済学の方法』-価値方程式問題
13. <コラム20>社会的分業と『資本論』の物質代謝
『資本論』の概要Ⅱ
14. 商品の価値対象性
15. 表現方式Ausdrucksweiseと数式の仕方(方式)
16. <コラム29>商品の物神的性格-
ー商品,貨幣,資本のフェティシズム
17. <コラム28> 資本物神性の三位一体
■ Element の発見と展開 1
資本論ワールド 編集部
はじめに
1. 『資本論』本文 Element の抄録
-Element の展開ー形式活動 / Elementarform -
2. Element の探究 1
- Element (ギリシャ語:stoicheion) の発見と展開 -
■西洋科学史 Elementの展開過程
Ⅰ. アリストテレスによる 「構成要素 stoicheion-Element 」の哲学史
*「存在論」
*「転化の諸原因とその追求」
*「四元素・原理説」 Element史の古代ギリシャ史
Ⅱ. 今道友信 『西洋哲学史』 Elementの発見
Ⅲ. ロイド 『初期ギリシャ科学』 比例と変化の問題-原子論の形成
(1)ピュタゴラス (2)エンペドクレス (3)デモクリトス
Ⅳ. マルクス-学位論文-1841年
『デモクリトス自然論理学とエピキュロスの自然哲学の差異』
「 序 この論文ははじめは、博士論文として書かれた。・・・またわたしはこの論文で、ギリシャ哲学史においてこれまで解決されていなかった疑問の一つを解決できたと考えている。・・・以下、省略・・・」
「 結 論
第一部の結論のところで確認したデモクリトスとエピクロスの自然哲学の差異は、自然のすべての圏域でさらに展開され、確認されている。エピクロスでは原子論は、そのすべての矛盾とともに、自己意識の自然学となる。原子論は抽象的な個別性の形式で絶対的な原理となり、その最高の帰結にいたるまで原理が追求され、完成する。そしてこの究極の帰結において原子論は解消され、普遍的なものと意識的に対立することになる。
これに対してデモクリトスにとっては、原子は経験的な自然探求そのものを一般的かつ客観的に表現するものである。だからデモクリトスにとっては原子は、純粋で抽象的なカテゴリーであり、仮説であるにすぎない。この仮説は、経験のエネルギーにみちた原理として働くのではなく、その結果なのである。だから原子は実現されることのない仮説であるにとどまる。デモクリトスが実際に行う自然研究が、原子によって規定されることはないのである。」
『資本論』 第1版、第2版、『経済学批判』 の比較研究
~第1章商品、第2章交換過程~
付属資料1 第3節 価値形態または交換価値 概要
付属資料2 貨幣形態発生の証明
資本論用語事典2021
『資本論』 概要Ⅰ -目次一覧-
1. マルクスの弁証法的方法-『資本論』第2版まえがき
2. マルクス『経済学の方法』の研究
3. 直接的生産過程の諸結果-『資本論』 第1部草稿
4. エンゲルス 『経済学批判』について
5. 向坂逸郎『マルクス経済学の方法』-価値方程式問題
6. <コラム20> 社会的分業と『資本論』の物質代謝
資本論用語事典2021
『資本論』 概要 Ⅱ
7. 商品の価値対象性
8. 表現方式 Ausdrucksweise と数式の仕方(方式)
9 商品の物神的性格とその秘密-<コラム29>
商品・貨幣・資本のフェティシズム .
<コラム28> 資本物神性の三位一体 2019.10.25
■新着情報 2021.02.
1. 向坂逸郎著 『マルクス経済学の方法』の批判的研究
2. 『資本論』第1章第3節 価値形態または交換価値
ー 貨幣発生の証明の概要 ー
3. 『資本論』の論理学入門 序論-(1)~(3) -作業中-
4. 『資本論』 第1版. 第2版 比較研究(第1章~第3章) -作業中-
5. Element 成素と要素/構成要素-Elementarformの成立
6. 貨幣の資本への転化-資本の一般定式
資本論用語事典2021
1. 向坂逸郎著 『マルクス経済学の方法』 2021.02.03
『資本論』翻訳者-向坂逸郎の著書 『マルクス経済学の方法』 に補足説明を加えて、採録します。
この著書は半世紀前に出版され、ベストセラーとなったものです。宇野弘藏の経済学・「宇野理論」とともに、当時の日本の時代相がとても良く反映されています。・・・・補足説明として、向坂訳『資本論』にも見られる「個性」をつかみ取る作業が必要です。『マルクス経済学の方法』自体は、「入門書」的色彩が濃いものですが、キーワードとなる事項の解説に物足りなさがあります。 たとえば、上記の③総労働の細胞形態-A商品x量=B商品y量 に対してこれを「方程式:Gleichung. 価値方程式:Wertgleichung」と翻訳しています。奇妙なことに他の翻訳者の大半は、「等式」しています。しかしながら、向坂訳では「方程式」と翻訳した分かりやすい解説がなされていません。・・・
→マルクス「経済学の方法」-Element研究
2. 『資本論』第1章第3節 価値形態または交換価値
ー貨幣発生の証明の概要ー
「貨幣形態の発生Genesis」を証明すること
「発生Genesis」についても二通り考えられます。Genesisの語源は、ギリシャ語で「起源」の意味があります。 一般的にはギリシャ語旧約聖書の「創世記」のことです。第4節商品の物神的性格に通じる意味合いがあるものと思われます。
もう一つの「発生」のドイツ語は、「Entstehung」(一般的価値形態は、商品世界の共通の仕事としてのみ成立する〔entstehen:発生する〕:Die allgemeine Wertform entsteht nur als gemeinsames Werk der Warenwelt.岩波文庫p.121)です。
ただし、「発生」の用語には注意が必要です。【発生】とは「①生い出ること。事が起り生ずること。「事件が発生する」。この他に、「②生物の卵が成体に達するまでの、形態的・生理的・化学的な変化・発達、すなわち形態形成・分化・成長・変態・加齢などの過程。発生は普通、受精によって開始される。系統発生との対比で個体発生ともいう。また、生物の器官がその原基から生じて来る過程をいうこともある。(広辞苑)」。 用語として①と②の両方の意味合いがありますので、やはり文脈から慎重に判断することが求められるのです。
3. 『資本論』の論理学入門 序論-(1)~(3)
4. 『資本論』 第1版. 第2版 - 『経済学批判』 比較研究 (第1章~第2章)
5. 『資本論』 Element 抄録
Element 成素と要素/構成要素-Elementarformの成立
1. わたしたちは、Element の概念(要素/成素)の追跡を通して、Elementの生成・成長過程が探究可能となります。
2. 最初に、Element が「発見的要素」として認識されます。(古代ギリシャ/タレスの時代)
3. 次に、自然界と人間社会で「存在の比例性」が科学として成立します。(アリストテレス学)
4. 「比例性」の発見は、事物の系列を把握してゆきます。(デカルトの系列)
5. こうして、当初の発見的要素であったElement は、つぎの段階としての「構成要素Element」が複合した「比例性・系列」へと「新たな質」が獲得されてゆきます。(生物界の細胞形式, 化学原子と周期性の成立など)
6. この段階で、「Element」が「Elementarform 構成要素の系列フォーム」として形成・成立します。
7. 『資本論』の探究では、
「 社会の富は、 巨大なる商品集積〔”ungeheure Warensammlung":そら恐ろしい商品の集まり・集合-物神性 〕」として現われ、個々の商品はこの富の成素形態 〔Elementarform:元素の形式-構成要素〕 として現われる erscheint」
マルクスは、この叙述の“発展 Entwicklung”形式をヘーゲル論理学の方法から継承しています。(「小論理学」§161参照)
→ ■ Elementの科学史2021
6. 貨幣の資本への転化-資本の一般定式
「資本」とは何か、はじめの一歩 『資本論』の抄録
★新着情報 2021.01.30
1. 『資本論』の商品世界Warenweltあ
2. 価値形態(価値形式)と周期律・表
3. 『資本論』 用語事典2021
4. 元素Element の分類と組織化Elementarform(1)
5. 元素Element の分類と組織化Elementarform(2)
6. 元素から見た『化学と人類の歴史』 周期表の物語
...............................................................
『資本論』 Elementarform の形成・成立
■3. 『資本論』 用語事典 2021◆クリック /syg2021_mokuji.htm
資本論ワールド 編集部
1. 科学技術では、前4000~3000年紀の間に、ナイル河流域とメソポタミアで、技術上の発明が起こり、冶金術、織物、製陶、轆轤や車輪製作など時代と共に広がりをみせてきました。なかでも都市文明の成長からは、天文学、医術、数学に加えて農業の進歩が著しい発展を遂げてきました。また、灌漑技術の発達、穀物栽培、動物の家畜化に加えて食物保存・調理方法の発見などを背景に、遠隔地交易が盛んとなり、物資の管理にともなう文字記録が発明されました。こうして古代西アジア・エジプト地域で科学技術の土台が形成されてゆきました。
2. 古代世界のナイルとユーフラテスの流域の都市文明は、やがて商業民族のフェニキア人によって地中海沿岸の諸民族に伝えられ、古代ギリシャの地へは、ギリシャ文字の母体となったフェニキア文字の“アルファベット”が伝来され、自然科学的思考の最初の“めざめ・萌芽”が形成されました。文字記録の蓄積は、新たな画期となる科学文明をギリシャ・イオニア地方にもたらし、ヨーロッパ世界と3000年の時空を経て現代にいたるまで “科学言語のかけ橋” が築かれました。
3. また、交易の発達にともなって紀元前6世紀の小アジアのリディア王国(現代のトルコ)では、世界で最初に金属貨幣が鋳造されました。識字能力と文字記録の普及とともに、貨幣経済が急速に地中海沿岸世界一帯に拡大し、メソポタミアとの東西文化の交流が深化・拡大します。
ローマ帝国では価値の低い青銅硬貨が導入され、硬貨に認められた価値は「制度的事実」を形成してゆきます。さらに、硬貨に利用された高価な物質の「本来的」価値は(金であれ銀である青銅であれ)新たな形の物質的関与を象徴してゆきます。人々は、硬貨に認められた価値を利用して自分の日常を組み立てて、世界を動かす方法を構築します。
4. ヨーロッパでは、ラテン語に媒介された中世ヨーロッパのキリスト教神学とアリストテレス学や古典ギリシャの復興-ルネッサンスから、近代社会と科学哲学思考が誕生してきます。これらの歴史的背景を参考に、資本論ワールド探検隊では、「西洋科学史の源流」を基底として、『資本論』を「歴史的に、論理的に」調査研究を行ってきました。
5. 『資本論』は、アリストテレス学やヘーゲルさらに西洋科学史の伝統的論理思考のElementを土台・根拠として、概念形式 Formが形成されています。また、商品の物神的性格の解明を経て、“資本の物神性”を基点とした「元素・構成要素 Elementの分類と組織化 Elementarform」による有機体系 Organismus -(注:ヘーゲル小論理学§161・補遺とメンデレーエフ周期律・表参照)-が構築されています。『資本論』は、ダーウィンとともに「人間生命過程の社会史」を遠望しているのです。
◆資本論用語事典2021
第1部 調査研究
1> ・Element ・Form ・Elementarform ・人間労働 ・価値表現/表現方式
『資本論』のElement 研究入門
2> ・比例 ・方程式 ・価値方程式 ・価値の形式活動 (1)
3>・Gallert膠状物/凝結物 ・種Art ・物Ding
4> ・現象/仮象 ・事柄/事物 ・直接性/媒介性
・現象/本質 ・共通なもの/その価値 ・抽象/度外視
5> ・同一性/相等性 ・形相/質料(1) ・形相/質料(2) ・素材/質料 ・形式/形態
6> ・実体 ・等価/当量 ・単純/個別 ・受肉/化身 ・変態/生態 ・啓示
7> ・物神的性格/物神性 ・萌芽/胚 ・整約/約元 ・有機体系 Organismus
8> ・アリストテレス ・ユークリッド ・キリスト ・デカルト
9> ・ヘーゲル ・ダーウィン ・ロバチェフスキー ・メンデレーエフ
............. ........... ........... ...........
■4. 元素 Elementの分類 と 組織化 Elementarform(1)◆クリック
~ 資本論ワールド・メンデレーエフと化学元素の周期律・表 ~
目次
1. 化学元素とは
2. 元素の周期律とは
3. 元素の周期表とは
4. 元素の周期律・表の科学史上の意義
5. 元素の組織化と『資本論』のElementarform
6. 21世紀ー「周期表の物語」
元素から見た『化学と人類の歴史』
■5. 元素 Element の 分類と組織化 Elementarform(2)◆クリック
化学の秩序形成 ~ 原子論と周期律・表 ~
ドルトンの原子理論と原子量は、メンデレーエフの周期表によって「原子(元素)の分類と体系化」が行われました。 1860年のカールスルーエ国際会議後、元素を原子量の順に並べると周期性が現れることが明らかになりました。メンデレーエフは原子量と元素の性質のあいだに何らかの関係がある、と研究をすすめ、ついに「周期律・表」に到達しました。これによって、人類は元素の分類と組織化に史上はじめて成功し、元素と原子の体系化が図られました。
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■6. 現代の「元素」と「原子」-Elementarform 形成史
元素から見た 『化学と人類の歴史』◆クリック 周期表の物語
◆ 資本論ワールド 編集部
『資本論』科学史の中心テーマの一つに「個々の商品はこの富の成素形態 Elementarform として現われる」事態を、具体的に理解してゆくことにあります。
1. 「成素形態(または要素形態)」と日本語に翻訳された「 Elementarform 」は、「Element」と「Form」の二つの言葉(科学言語)から合成されています。古代ギリシャ・アリストテレスなどの時代に「 Element (元々はラテン語で、語源のギリシャ語:stoicheion ストイケイオン・元素, 構成要素)」は、「世界と自然の成り立つ根源」を言い表わすのに用いられました。
「 Form 」は、実体(ousia ウーシア)を構成する2要因・ある対象-例えば銅像-を素材の青銅を“質料 hylē ヒューレー ”と言い、その像の感覚的な型を
“ 型式 morphē モルフェー ”で表わす一方で、事物を構成する基体としての“質料 hylē ”に対して- “ 形相 eidos エイドス
” は、素材・質料・型を限定してゆく原理として中世ラテン語から「Form」に成長していきます。
2. 「Element」は、対象の構成要因である究極的原理・根源を表現する意味合いが強いのに比べ、「Form」は、“質料 hylē ”とセットに--
前提・想定された場合の“形相 eidos”として理解されてゆきます。ここから、形相-形式-(質料に対する)形態化-動詞形 formen で、形づくる-英語では動詞形
form で、~を形作る-などと成長・発展してきました。
3. 『資本論』に登場する 「Elementarform」 は、マルクス独自の用法で活用されています。
「資本主義的生産様式〔 kapitalistische Produktionsweise:資本制生産の方法〕の支配的である社会の富は、「 巨大なる商品集積〔”ungeheure Warensammlung":そら恐ろしい, 不気味な商品の集まり・集合 〕」として現われ、個々の商品はこの富の 成素形態 〔Elementarform:元素の形式〕 として現われる erscheint :現象する。したがって、われわれの研究は商品の分析 〔 すなわち、Elementarformの分析-現象形式の分析- 〕 をもって始まる。
4. 今回紹介する 周期表の物語 『化学と人類の歴史』 は、元素 Element から見た「西洋科学史」を簡潔明瞭に、しかも化学史の実例を伴ないながら、周期表- Elementarform
- が成立してゆく人類の「科学的認識過程」が克明に記述されています。 この著書によって、私たちは元素 Element の発見と 元素の分類・組織化 Elementarform を人類の認識過程として学ぶことができます。そして『資本論』第1巻「資本の生産過程」を資本主義社会の発見と資本制生産の有機的組織化のメカニズム-価値方程式の形成として理解が可能となります。
■ 価値形態(価値形式)と周期律・表
『資本論』 Elementarform の形成・成立
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▼2020 資本論入門 1月号~12月号
2019 資本論入門 1月号~12月号
2018 資本論入門 1月号~12月号
2017 資本論入門 1月号~12月号
2016 資本論入門 2月号~12月号
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→ 2019 資本論ワールド
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■ 2016年~2018年 総合案内
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2018年 今年も1年間大変お世話になりました。
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