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『資本論』第1版 刊行150周年記念 (1867年)

 『資本論』第1版とヘーゲル論理学(弁証法) 

 『資本論』第2版・使用価値の抽象  『経済学批判』 ヘーゲル論理学 第1版総合目次 ホーム 
第1版・(1) 商品. 〔本文引用〕 第1章商品と貨幣(1)-1. 商品  (1)-2. 商品-価値 (1)-3. 価値変動  (1)-4. 単純な形態 
(1)-5. 第2、第3の形態 (1)-6. 最後に形態Ⅳ (1)-7. 商品の神秘性  (2) 諸商品の交換過程  (3) 貨幣または商品流通 
第1章(1)への付録 価値形態         


 マルクスは『資本論』第2版序文で、次のように述べています。
 「『資本論』に適用された方法はほとんど理解されなかった。・・・私の弁証法的方法は、その根本において、ヘーゲルの方法とはちがっているのみならず、その正反対である。・・・いま教養あるドイツで大言壮語しているあのいとわしい不遜な凡庸な亜流が、「死せる犬」として、ヘーゲルを取扱っていた。したがって私は、公然と、かの偉大ななる思想家の弟子であることを告白した。そして価値理論にかんする章の諸所で、ヘーゲルに特有の表現法をとってみたりした。
 弁証法は、ヘーゲルの手で神秘化されはしたが、しかし、そのことは、決して、彼がその一般的な運動諸形態を、まず包括的で意識的な仕方で説明したのだということを妨げるものではない。弁証法は彼においては頭で立っている。神秘的な殻につつまれている合理的な中核を見出すためには、これをひっくり返さなければならない。・・・・」

 現行の『資本論』第2版(1873年)は、59年『経済学批判』、67年『資本論』第1版と続いてきました。第2版はしたがって、読者に対して一定の弁証法的理解の了解が前提とされています。このことから、イギリスをはじめ弁証法に不慣れ人々にとっては、『資本論』特有の言い回しを難しく感じさせる原因となっています。・・・

 『資本論』刊行150年を記念して、「資本論第1版の弁証法」を読者に提供します。第1版は、大変丁寧に弁証法の論理展開を行っています。 ヘーゲルは難解ですが、西洋哲学史の最高峰であり山頂目指して探索する価値ある科学書です。学問に王道はありませんが、『資本論』の良き伴侶たらんことを願い、読者に供する次第です。

2017年 12月  資本論ワールド編集委員会・・・・・・・・・